6/12の深川こども将棋教室

 今日は年長さんの男の子が新入会で来てくれました。
 年長さんですと、まだまだ自分の自由に遊びたい年頃ですが、姿勢良く先生のお話も聞くことができて、あいさつもしっかりできていました。将棋はおうちで勉強していたようで、まずは平手で力試しです。歩や飛車角だけでなく、難しい動かし方の金銀もしっかり動かして指していました。

立派な囲いが完成してました。でもおや?何かが上手く使えてませんね。
そう、角がこのままでは動けません。まだまだ形で覚えている段階なので、駒組の意味までしっかり教えていきたいです。

 次にHくんとの将棋。Hくんはすでに平手で指すことができますが、基本に戻って「駒の利き」や「数の攻め」を学んだほうが良いと思い、8枚落ち(上手が王と金のみ)で対局しました。

隙のあるところから見事に角を成ることに成功!
Hくんはここから意気揚々と馬で金を取りました。

これは同玉と取り返されて、角と金の交換になって少し損だよと教えました。

次に龍も作り、チャンスの局面。

さっきと違い、今度は金を取れるチャンス!
でも今度はなかなか取ってくれません。
同じように見えて、大きな違いがある、そのことに最初に気づくのが簡単ではないことを改めて感じました。
馬と龍、自分の味方同士が繋がっているので、金で取っても取り返されることがないので大丈夫。
長い時間をかけ、最後はHくんが発見してくれました。すごく大事なことなので覚えておいてくださいね。


この日は6/10の教室対抗戦に出場した子も来てくれました。
大会を見学していたときに、「詰めろ」のかけかたや寄せをもっと勉強したら勝てるようになるな、と思ったYくん。
帰りに貸した「5手詰ハンドブック」、もう解いてきてくれました。
先生との矢倉戦は、いつもなら踏み込めなかったような寄せをしてくれて、大会がきっかけとなって成長したことを感じました。
これからも教室だけでなく、外に出て指すきっかけを作ってあげたいなと思いました。